何故だか急に SG シェイプのギターが欲しくなり、猛烈にムラムラしてきた。ただあんまりいいものは勿体無いし、なによりも高いので、先日楽器屋行った際に、ぶら下がってる Epiphone の現行品見て、「ああ、これでいいかな。安いし。」なんて薄ぼんやり考えてた。しかしいくら安いからと言って、ネックがボルトオンのあの安いほうの G-310 はいただけない。さすがにあれはダメだ。ジョイントも深いし、根本的に邪道すぎる。だから、Epiphone にするなら、G-400 シリーズのどれかにしようかな、なんて思ってた。
で、家に帰ってネットで色々調べてみると、
どうもエピフォンの現行のシリーズは評判がよろしくない。質や作りがイマイチという意見がボロボロ出てくる。ただ同じエピフォンでも例外があって、山野楽器が代理店の時代に日本で製造されていたラッカー塗装シリーズは手堅いらしいのだ。一番の外見の違いはヘッド形状。現行エピフォンは角が取れた感じだが、日本製のほうはギブソンと同型。そして値段が倍ぐらい。
やっぱり評判の悪いものを買うよりは、ちょっとでもいいものを買いたい。しかし、値段が倍ぐらいとなると、ギブソンの Faded シリーズなんかの価格帯に近付いてくる。それやったらもういっそのことギブソンいっとくか！になってしまうけど、ずっと前にどこかのリペアショップの Web で、床に倒したらネックがボディから取れてしまった Faded レスポールの写真が載ってて、接合部を良く見たら、ボンドで数箇所に点付けしてるだけで、隙間空きまくり！なんじゃこりゃ！みたいな記事が載ってて、「ギブソンも安いものはそれなり」なんて書いてあって、そんな写真を見た日には、10万近い値段出して「これもネックジョイントは隙間だらけか」なんて思いながら弾くのも嫌やっちゅう話で、かといって通常のスタンダードとかスペシャルとかリィシューなんかは予算オーバーなので、とりあえず現行エピフォンを弾いてみて、ピンと来なければやめておこうと思ってまたまた楽器屋へ行った。
さー、試奏させてもらおう、と SG 売り場に行ったら、現行の G-400 の隣に、値段が倍ぐらいの LQ（ラッカー） と書いた SG がぶら下がってる。エンジ色と黒。新品。おお、まだ売ってるのか。これにしようかな、なんて思いながら振り返ると、そこには中古の LQ SG の黒。値段は新品の3分の2ぐらい。すぐに試奏。キズもなく、フレットも全くと言っていいほど減ってない。いわゆる新同品。ついでにギブソンの Faded シリーズも出してもらう。
もうこうなったらエピフォンの G-400 は既に眼中に無く、選択肢は以下の通りとなった。
ラッカーの新品 エンジ又は黒
ラッカーの中古 黒のみ
ギブソンの Faded 茶色
このうち、ラッカーの新品とギブソンの Faded は価格帯がかぶるので、"エピフォン＝お手ごろ価格"という最大のメリットの意味が薄れるラッカーの新品は除外。あとは試奏して決めるのみ。
で、決まった。ギブソンはネックが分厚いので却下。まあ当初の予算も決め手の一つとなったけど、日本製のネックの薄さに感動して決定。お持ち帰り。
人生初 SG の使用感などはまた後日。
しかし先日頼んだアレはまだ来ないな。引き落としのほうが先になりそうな予感。
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Comments:4
- woodstock69 2007年12月29日 19:42
こんばんわ。
どこのＳＧにされたんだろうと思っていたら、日本製のラッカーのＳＧだったんですね。
こないだイマイチと書いたのは、まさにG-400で、あれは安物買いのなんやら的ギターかも。
同じエピフォンでもラッカーのは別物だと思いましたよ。
同価格帯のギブソンよりは造りも良いはずだし、程度の良い中古があったのは、何かの縁なんでしょうね。- ＧＩＮ 2007年12月29日 20:09
いやぁ、ほんま縁やね。
メチャメチャ奇麗やし、
なんかオーラ出とったなぁ。
お店の保証付きってぇのも憎いねぇ。- kin 2007年12月30日 00:12
woodstock69さん。
実際のところ、もう現行のエピフォンでいいかな、と思ってたんですが、前回woodstock69さんにいただいたコメントが決め手になって、現行シリーズは止めておこうと8割がた決心しておりました。イマイチですって言われてんのに、買いました！っていうのも盛り下がりますし（笑）。なにはともあれ、アドバイスありがとうございました。- kin 2007年12月30日 00:13
GIN君。
やっぱり予備知識は重要やな。改めて再認識したわ。
