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ギヤリー・ムォーアは 1959SLP

個人的には、ゲイリー・ムーアは正式な発音では「ギャリー・モー」なんじゃないかな?と勝手に思っておりましたが、「ギヤリー・ムォーア」なんですね。ポイントは大きな「ヤ」と、小さな「ォ」でしょうか。難しいです。


私が観てきたのは、入り口まで延々とエスカレーターに乗らないといけないグランキューブ大阪でのライブだったのですけども、マーシャルブログに載っているステージの写真とほぼ同じ配置。アンプが微妙に下手側に向いている点も同じです。なんでちょっと斜め?と思ってたんですけども、爆音対策だったのですね。で、そのアンプですけども、遠目にもヴィンテージ系の何かなのはわかったのですが、マーシャルブログによると、それは、市販されている物と全く同じ 1959SLP。

先日、バンドの練習で、比較的新しい練習スタジオに行ったところ、この 1959SLP と TSL100 が置いてあり、私は感動のあまり問答無用に 1959SLP にプラグインしたのですけども、前からずっと使っているスタジオは、大抵 JCM800 か DSL100 で、こんなビンテージシリーズを使うのは初めてなわけです。初めて使うアンプですので今ひとつ良くわからず、とりあえず左上のインプットにつないでゴソゴソしておったわけですけども、このアンプでのゲイリーさんのセッティングは、

インプットはとにかく左上のトレブル・ブースト・チャンネルだけ。セッティングはPRESENCEが2、MIDDLEが8程度、以外はLOUDNESS 1も含めてすべて 9あたり。皆さん、間違ってもこのセッティングを1960BX1台で鳴らしてはダメdeathよ。スピーカー飛んじゃうからね。

ダメdeathよ」だなんて、どっかの雑誌のなんかのコラムの人みたいですけども(あれ結構イラっときますよね、特に下ネタ系のアレが!)、それはまあいいとして、このセッティングで音出すと、どこをどう弾いてもフィードバックしまくりだということで、今度そのスタジオに行った時には、是非同じセッティングで試してみたいですね。耳ちぎれそうになるかもしれんけど。

で、「ほー!」と思ったのが、周波数の件。電圧が音に左右するのはなんとなく感覚的にわかるような気もするのですけども、周波数が 50Hz か 60Hz でそんなにも変わるなんて、思っても見ませんでした。私は大阪府民ですので、当然ながら 60Hz なんですけども、

先日のジェフ・ベックのギター・テクも言っていたが、連中は電圧の高低ではなく、供給される電源の周波数をエラク気にする。ジェフのギター・テクは「60Hzで使用すると倍音が乏しくなる」と表現していたが、ゲイリーのギターテクに言わせると「低域(less bassy)が薄くなる」とのことだ。

あかんやん!60Hz あかんやん!どないせいっちゅうねん!いや、まあ 50Hz と比べたことがあるわけでもなく、第一比較しても判別出来るわけでもなく、それ以前に、そんなこと気にするような腕前があるわけでもないのですけども、これは知識としては全く無かったものですので、実際に比べてみてどのように違うのか、是非一度体験してみたいものですけども......無いな、そんな機会。無いわ。

あとね、本番中に、ギヤリーさんは思ってたよりも多くペダルを踏まれておられたのですけども、まさかこんなに足元に並んでるとは思いませんでした。

いやー、なんか嬉しいな。第一線級の凄腕ギタリストの足元に、たくさんのペダルが並んでると、なんかしらんけど猛烈に嬉しくなる。特にギヤリーさんの場合、ギターのボリューム操作で色々と表現されるので、ペダル関係はそんなに使ってないのかな?と勝手に思っておりましたけども、こんなにも並んでるなんて、嬉しすぎる。それに、そんなに高級品ばっかりじゃない点も嬉しい。いやまあ勝手に喜んでいるだけですけども、リヴァーブ3台ある?ボードに乗っているものはだいたいわかるけど、その右側にある黄色いのとチューナーの左にあるちっこいのが何かわからんな。ほかはこんな感じでしょうか。2台ある T-Rex のうち、上にあるものがライトの加減なのか色が違って見えるけど。

EHX.com | Germanium OD - Overdrive | Electro-Harmonix
EHX.com | Holy Grail - Reverb | Electro-Harmonix
DigiTech® Bad Monkey™ Tube Overdrive
Twister - T-Rex effects Products
Møller - T-Rex effects Products
Tonebone Switchbone - introduction
Mad Professor
オーヴァードライヴも3台あるな。ボードは、傾斜の具合と隙間の空き具合からすると、ペダルトレインでしょうね。ああ楽しいな、ボード見るのは。

しかしアレですね、マーシャルはやっぱりアレだな、フロントパネルが左右いっぱいまで広がってないヴィンテージ系がかっこいい。マスターボリュームも無いし、でかいし、家で使うには極めて不向きな感じですけども、多感な頃からの憧れの逸品でありますので、とりあえず一度は所有しとかなければならない、死ぬまでには、みたいな感じで、ああそうか、家で使うことを視野に入れるからダメなんだな。家では、今使ってる Laney の 15W か、マイクロ・キューブとか、あとは POD Farm でいいのだ。いいに決まってる。だから、もしオーナーになった暁には、今はもう「永遠の自宅ギタリスト」ではありませんので、自分たちがライヴする時に持っていけばいいのだ。巨大なエフェクターボードと共に。重いけど。

でも、アンプヘッドまで持ち込んで、「あれ、その程度なの?」なんて思われるのもナニなので、練習頑張ります。いや、まあ気にしないでおこう。買うと決まったわけでも無いしな。無いよ。無いですよ。ヴィンテージシリーズはちょっと高いし。でも高いと言っても、マーシャルアンプは、全体的に見てもそんなに高くないんだな。内外価格差もほとんど無くて、極めて良心的価格設定。ヴィンテージ系も、頑張ればなんとか。これが、ヘッド一つで最低40万円から、なんて感じだったら、ハナから買うとか欲しいとかの選択肢から外れることは間違いないのですけども、悩ましい。悩まし過ぎる。

HW は、もう終わりなんかいな?
MARSHALL 1959HW ギターアンプヘッド、100W、HANDWIREDシリーズ
MARSHALL 1959HW ギターアンプヘッド、100W、HANDWIREDシリーズ

1959SLP は100W やけど、1987X は 50W
MARSHALL 1987X ギターアンプヘッド、50W、VINTAGEシリーズ
MARSHALL 1987X ギターアンプヘッド、50W、VINTAGEシリーズ

直輸入でも、バックパネルには 110V の表示があるので、そのままでも OK なんかな。
MARSHALL 1959SLP ギターアンプヘッド、100W、VINTAGEシリーズ
MARSHALL 1959SLP ギターアンプヘッド、100W、VINTAGEシリーズ

Comments:2

dahnishi 2010年5月 3日 11:05

60Hzって世界的にもアメリカ大陸と静岡より西の日本位なんですね。

上手く説明できませんが、電源周りのコンデンサの値など英国生まれのマーシャルと、米国生まれのFenderやMESA/Boogieは違ってきているので、逆にアメリカ生まれなこれらは60Hzの方が本来の音が出るのかもしれませんね。

kin 2010年5月 5日 01:28

dahnishi さん
なるほど、少数派ということですね。そりゃまあ本来の仕様とは違う条件の場合は、やっぱり気持ち悪いのでしょうね。今度機会があったら、「やっぱりマーシャルは50Hzじゃないと…」なんてことを口にして、色んなハードルを上げてみたいと思います。いや、思いません。

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