Koch Dummybox DB60-HOME
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友人と食事に行く前に楽器屋さんをいくつか廻って、もしも売ってたら買おう、無かったら通販にしよう、と思ってたのですが、1軒目でいきなり置いてありました。というか、そこにしか無かったのだ。
迷うことなくやっつけました。
じゃーん。アッテネーター初体験。
インターフェースと操作部。
その反対側。
中はスカスカ。アッテネーターの仕組みは全然わからないのですけれど、中身は非常にシンプルです。
ケーブルを挿して、
1987x の上に置く。ちっこいです。ケーブル挿す方を後ろ向きにしたほうがいいのかな。
では使い方を。
- アンプの出力を、右下の IN へ。
- その隣の THRU に何も挿さなければ、8オーム60W（最大100W）のダミーロード機能がオンになります。挿せばダミーロード無しでそのまま文字通りスルー。
- OUTPUT をキャビネットへ。隣のスイッチで、出力を 1% (Hi) 、0.25%(Mid) 、0.1% (Low) の3段階に切り替え。スピーカーは、4から16オームの間ならなんでもOK。
- 上段はラインアウト。フォンとRCAとミニジャックの３つ。そのままミキサー等に挿せるらしい。
- その右にあるのが、マイクとキャビネットのシミュレーター。マイクでキャビネットの真ん中を狙うのか、隅を狙うのか、そのキャビネットも4発なのか1発なのか、を好きに組み合わせてセットすることが可能。すばらしい。
- ただ単に、アッテネーターとして使うだけなら、アンプからの出力を IN に挿して、OUTPUT をキャビネットに挿して、3段階あるスイッチを切り替えるだけ。
その他、事例に応じた具体的な接続方法は、製品サイトに載っております。
Koch Dummybox DB60-HOME&Dummybox DB60-ST
■普段はボリューム0.2
この手の製品は初めて使うし、初めて所有しますので、他の製品と比べてどうこう言うことはできませんし、今回使用した Marshall 1987x も、未だかつて大きな音で鳴らした事無いので、1987x 本来の音と、減衰させた音を比べてどうこう言うことは出来ません、ということを踏まえて頂きまして、使用感などを。
自宅で、それも家族がみんな寝静まった夜にですね、1987x を素のまま鳴らそうとした場合、それも、4穴あるうちの左上に挿した場合、High Treble のツマミを、そうですね、だいたい 0.2 ぐらいまで上げるのが限界でしょうか。というか、ボリュームゼロの状態でもちょっと漏れ出るので、それでも十分なくらいのパワーがあって、ただ、そんな状態で鳴らしても、音色はほんとにもう貧相な感じで、当然ながら全く歪まないし、歪まないからと言って歪みエフェクター繋いだりしても、なんかこれ 1987x 使う意味あるんかな、なんて考えたりして、結局自宅でアンプを鳴らす時は、いつも Tubescreamer のヘッドを使ってるわけなんですけども、そんな折にですね、このコッホのコレが出たわけなんです。安いのです。
で、早速繋いでやってみました。リンクさせて、
プレゼンス以外10
ボリュームは両方共10!
■歪む Marshall 1987x
この状態で、アッテネーターの減衰切り替えスイッチを Low にすると、Tubescremer アンプを 5W モードにして、ボリュームをフルにした時よりも、ずっと音が小さいです。しかも程良く歪みます。素の状態の 1987x を、ボリュームを恐る恐る2ぐらいまで上げた時の、クリーンな音が耳の奥に直接響いてくるあの恐ろしい感じは全く無くて、心地良くドライブし、歪むと当然ながらコンプレッションされるので、余計に音量が小さくなったような感じです。さらにこの状態でブースター繋いで踏んだりした日には、ほんとうに気持ちの良いディストーションが得られて、もうね、目がね、半開き。白目向いて口も半開き。うっとりです。ブースターだけで生きていけます。
いや、生きてはいけませんけれど、好みのブースター的なエフェクターがあれば、他に歪みペダルは要りませんね。いや、要らないとまでは言いませんけど、使用頻度が下がるのは間違いない。
■費用対効果は二重丸
ボリューム全開状態だと、Low モードにしてもやっぱりさすがに音が大きいし、アンプにも凄く負担がかかりそうなので、実際に使用するには、ボリューム3から4ぐらいが限界でしょうか。夜間の住宅地なら 2 ぐらいかな。それでも、素の状態の High Treble 2 と比べたら、ほんとうにもう憎らしい音量です。
それと、やっぱり熱くなります。アンプのボリュームが 4 ぐらいでも、30分ほど使っていると、アッテネータの底面が、触れない程熱くなります。触れない程というか、触れません。仕事してるなあ、という感じです。あれだけ中身に空間があって、スリットが沢山入っているのもうなずけますな。
というわけでですね、これまでも、アッテネーターの存在は知ってはおったのですけど、価格面でですね、ちょっと躊躇するといいますか、本当に必要な人はいいのでしょうけれど、私みたいな、どうしても必要なわけじゃないけれど、安ければ欲しい、というような人間にはですね、やっぱりこれぐらいの価格が限界なわけで、手頃な製品が出てきて、本当に良かったな、と言ったような次第なんです。
おまけ。
交換に出したら新品になって帰ってきた iPod nano 。調子に乗って腕時計化するベルト買ったけど、画面の向きが納得いかない。回転できるんかな？
 コッホより、コンパクトなロードボックスが登場！KOCH Dummybox DB60-HOME 【New】 |
 【ダミーボックス】Koch Dummybox DB60-ST |
こっちは高い方。XLR 出力や、グランドリフトの切り替えが付いてる。