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Ibanez のアンプヘッド TSA15H

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家用のヘッドはマーシャルの Class5 にしようかと思ってたんですけれど、一向に発売されないし、他にも色々見ているうちに、価格もお手頃だったので、ついムラムラ来て注文してしまいました。チューブ・スクリーマーの回路が入った15W のチューブアンプ、TSA15H です。憎らしい逸品。左に写ってるのはダースモールです。説明不要ですね。ライトセーバーの色が抜けて、赤がピンクになってしまっております。

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左側にある3つのツマミがチューブ・スクリーマーのコントロール。コンパクト・エフェクターの TS9 と全く同じ構成で、右側3個がイコライザーとボリューム。ボリュームは1個だけでゲインは無し。イコライザーも BASS と TREBLE だけで、MIDDLE に相当するツマミは無し。中央のミニスイッチは、ブーストとチューブ・スクリーマーのオン・オフスイッチ。一番右はパワーとスタンバイ。

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左から、電源コネクタ、出力を 15W と 5W に切り替えるスイッチ、各種スピーカーアウト、フットスイッチ、センド/リターン。スピーカーアウトが沢山並んでいるのが印象的。アウトプット端子はそれぞれ左から、


  • 2x8 Ohm / 1x4 Ohm

  • 2x16 Ohm / 1x8 Ohm

  • 1x16 Ohm


となってる。

単体のチューブ・スクリーマーとほぼ同じ

IMG_0869.jpg チューブ・スクリーマーがオフだと全く歪まない。ボリュームを全開にしてもクリーンのまま。5W でも 15W でもクリーン。本体のみで歪が欲しい場合は、チューブ・スクリーマー部分を使ってくれということですけれど、同じセッティングにしたコンパクト・エフェクターの TS9(リイシュー品) を繋いで比べてみたところ、音質はほぼ同じ。ただアンプのほうが、下のほうが少し多めに出てる感じです。音圧が高めの感じがする。

内蔵ブースターはTS回路の前

マニュアルに載っているブロック・ダイヤグラムを見ると、内部の接続は以下のようになっている。
  1. インプット
  2. チューブ・スクリーマー部分
  3. ブーストスイッチ
  4. センド/リターン
  5. プリ管
  6. パワー管
  7. 出力切り換えスイッチ
  8. スピーカーアウト

チューブ・スクリーマーの後ろに入っているブースターは、オンにしても全く音質が変わらない +6dB のクリーンブースターなんですけれど、前じゃなくて後ろなので、歪のゲイン・ブーストには使えず、音量アップ用のブースターという扱いですね。内部の接続順が変えられたり、ブースト量が変えられたりすると便利なんですけれど、この値段じゃ仕方ない感じでしょうか。

ゲインブーストしたいなら歪はセンド/リターンに

センド/リターンが、TS回路のすぐ後、プリ部の前に入ってますけれど、プリ部では全く歪まないのでこの位置なんでしょう。つまり、インプットじゃなくてリターンにギターをつなげば、チューブ・スクリーマーもブースターも何も無いただの丸裸のクリーン専用チューブアンプということになる。そして、センド/リターンに歪を挟めば、アンプ内蔵のブースターでゲインブーストできるし、TS部使ってブーストすることもできる。

というわけでざっと書きましたけれど、私のように、歪ペダルを取っ換え引っ換えしてゴソゴソするタイプの人にはうってつけ。価格も手頃だし、サイズも小さい。5W にもできるので、家用には最適です。ただちょっとクリーンに綺羅びやかさが無い感じがしますけど、これはもうチューブ・スクリーマーを ON にしてナンボ的な感じですので、そこはもう割り切ればいいんだと思います。

IBANEZ TSA15H ギターアンプヘッド、15W/5W
IBANEZ TSA15H ギターアンプヘッド、15W/5W

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