発売日前日に注文したのですが、初回入荷分で入手できました。
内容物や、基本的な機能なんかは、こちらのベーシストの方が綺麗な写真を載せて書いておられますので、ごらん頂ければ良い感じだと思われます。おわり。
"polytune" How dose it work ? BB's tone
いやいやいや、終わりません。終わりませんよ。早速ボードに組み込んで Strum してみました。
とりあえず何も考えずにジャラーン。表示部分に貼ってある保護フィルムをまだ剥がして無いので、ちょっと曇った感じに見えるかもしれません。
シャッと出ます。すばらしいです。この場合は、3弦がちょっとフラット気味。画面下部に、LEDが4つ赤く点灯しているのは、なんだかよくわかりません。マニュアルでも特に触れてません。
続いてクロマチックの針モード。アナログメーターの針のような動きですな。
一瞬で単音だと判断し、当たり前のようにクロマチック表示。複数弦か短音かの迷いは一切無い感じです。
こっちは、単音のストリームモード。
緑の LED が、右へ左へと流れます。 LED が左右に流れて、チューニングが近づくにつれて流れる速度が遅くなり、合うと動きが止まるというアレですけども、このチューナーに限らず、こう言った表示スタイルはどうにも馴染めないので使うことは無いですけども。
背面のスイッチを押して、ベースモードへ切り替え。
表示が4つ分だけになる。ベースは持ってないのでギターで6本鳴らしてみましたけれども、1,2弦を無視して3から6弦だけを拾う感じです。もちろん単音で鳴らせば、1,2弦もちゃんと拾います。けどこれは、5弦ベースなんかは、ベースモードにせずにギターモードで使えってことでいいのかな?
KORG の Pitchblack と置き換えたのですが、サイズは Pitchblack よりも、幅、奥行きともに、わずかに大きい感じ。反応は、Pitchblack と同等かそれ以上です。「シャッ!」っと反応します。ポリモード、クロマチックモードの切り替えも、まったく迷いが無い感じです。でも、6弦全部鳴らさずに、中途半端に3,4本鳴らした場合は、
「え?どっちやねん!」
みたいな表現をされる場合があります。何事も中途半端はいけません。
色が白いというのもいいです。Pitchblack は真っ黒けなので、暗いステージの上では、どこにあるのかわかりにくい場合もあるでしょうけども、これは白いので、少しの明かりでも視認できます。周囲の明るさに応じて、LED の輝度も変わるらしいし。すいません、日常的にステージに上がってるような印象を与えるとアレなので書きますけども、ステージに上がって演奏したのは、この20年間でたったの2回です。繰り返します、この20年で2回です。ちなみに2回目は、昨年の12月でした。
えーと、話が逸れました。
チューニング精度はポリモード時で +/-1セント、クロマチックモードで +/-0.5セント。 Pitchblack は、 +/-1セント。
フットスイッチは、Pitchblack がムニュっとした踏み応えなのに対し、PolyTune はパチっと鳴るタイプ。
Pitchblack と同じく、電源分配機能付き。最大 2A。
ドロップチューニング対応。ただ、6弦だけを下げるドロップDなんかには対応してないと書いてあるので、全部の弦を同じだけ下げるダウンチューニングのことでいいのかな?この場合の対応というのは、ポリモードで表示できるかどうかということなので、通常のクロマチックモードの場合は、はじいた弦の音程が表示されるだけなので対応もくそもない。要するに、半音下げの際に、6弦を弾いて「E♭」じゃなくて「E」と出るように出来る、ということだと思われますけども、まだ試してません。 Pitchblack には、ダウンチューニングモードはありません。
2010/02/28 追記:
ドロップチューニング対応について。
結局のところ、ドロップチューニングモードに切り替えても、クロマチックモードでは、実際の音名が表示されます。つまり、半音下げの場合は、6弦を弾くと E じゃなくて D♯と出ます。1音下げなら D ですね。ノーマルチューニングモードの時に、半音下げ状態で6本鳴らすと、全部の弦がチューニングが合ってないと解釈されて、LED の表示がフラフラしてしまいますけど、これに対処する為に、実際のチューニングに合わせてモードを切り替えておくということであります。で、そのモードが、半音下げから2音半下げまで対応しているということなのですね。
追記終わり。
ちなみに、Pitchblack の上記機種である、Pitchblack + は、精度は +/-0.1 セントやし、ダウンチューニングモードだけじゃなくて、オープンチューニングモードまである。でかいけど。
というわけで、色々検索して見てると、
「チューニングなんて普通にやればええやんか、わざわざ6本同時にせんでも」
みたいに書いておられるかたもおられますが、まあ今回は新しいテクノロジーに対する知的欲求を満たすために購入したというのも大きいですが、ちょっと使ってみたところ、
「チューニングがずれてる弦はあるかな?」
と、いっぺんに確認できるという使い方ができるのが非常に便利だということです。その時点で合ってない弦があれば、単音弾きできっちり合わせれば良いのです。もちろん、弾いてて気持ち悪い程度までズレれば、自分でもどの弦が合ってないかわかりますけども、微妙な違いを目視できるのは便利です。
あとね、私が一番便利だと感じたのは、トレモロアームをフローティングさせているギターを使った時。たとえば、3弦がちょっとフラットしているときに、ペグを回して締め上げると、トレモロユニットがちょっと持ち上がり、相対的に、他の弦がわずかに下がります。下がった弦のペグを巻いて合わせると、こんどはまた3弦がちょっと下がります。で、また上げます、また下がります。これを繰り返して、だんだん下がり幅が少なくなっていき、合わせていくわけですけども、こういう場合があったとします。
6弦 ちょっとシャープ5弦 ちょっとシャープ
4弦 ちょっとシャープ
3弦 ちょっとフラット
2弦 ちょっとシャープ
1弦 ちょっとシャープ
このような場合に、6弦を最初に合わせると、シャープしている弦は、さらにシャープします。シャープするので、5弦も4弦もペグを巻いて、また合わせないといけません。
ところが、PolyTune を使って、6本の弦のズレ具合をいっぺんに把握できると、上記の場合、下がってる3弦だけをちょっと上げてやれば、相対的に他の弦がちょっと下がり、1本の弦を合わせるだけで、6本一気に合わせることが出来るのです。夢のようです。いや、ほかの5本の弦が、全部いっぺんに合うことは、すいません、無いです。無いですし、普通のチューナーでも、とりあえず最初にどの弦がどれだけずれているか、順に1本ずつ弾いて確認すれば同じことですけども、その結果に至るまでのプロセスが、圧倒的に早い上に、楽しいのです。楽しいのは重要です。いや、早くできるほうが重要かな。
というわけでね、結論としては、フローティングブリッジのユーザーには圧倒的にお勧めですよ、ということですけども、あとは、ポリモードでの視認性がどうなのか、小さくまとまりすぎて、しゃがまないと今ひとつ見えないかも?という点が唯一気になるところですけども、次回バンド練習時に持って行って、電気付けたり消したりして試してこようと思っております。
ああそうそう、背面にある、小型のUSB端子は、こういうことのようです。
PolyTuneのUSB端子の機能は?
PolyTuneの製品背面に、USB端子がありますが、どのような事が出来ますか?
PolyTuneのUSB端子はサービス用途に取り付けられている為、ユーザー様がご利用いただける機能は備わっておりません。
以下広告。
TC ELECTRONIC PolyTune ギター/ベース用チューナー
KORG PitchBlack+ ギター/ベース用チューナー
サウンドハウスは初回入荷分が無くなった模様。
ほかにあるかも。
TC ELECTRONIC PolyTune を楽天で見てみる
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Comments:6
- slowhand66 2010年2月27日 14:38
「トレモロアームをフローティングさせているギターを使った時…」
そうそう。それがこれの利点ではないかな?と思います。ので、欲しいっす。けど、今はちょっと我慢。- kin 2010年2月27日 16:11
slowhand66 さん
特に、フロイドローズのファインチューナーで微調整するときが便利なんじゃないかな、と思っております。
まあ今はそれどころじゃ無いですね(笑)- k 2010年3月 3日 00:23
機能もさることながら、デザインがオシャレですね!
こんなチューナーが自分のボードにあったら
テンション上がり過ぎて発狂してしまいますわ・・・。突然の書き込み失礼しました。
- kin 2010年3月 3日 22:13
kさん
そうなんですよ、私今テンション高めです。いや、未だ上昇中です。
ところで、ブログ拝見いたしました。あのループセレクター、配線からケースのデザインからなにからなにまで完璧ではありませんか。素晴らしいです。あのまま売って欲しいぐらいです。私のとはえらい違いです(笑)。次の「黄色いアレ」の記事も楽しみです。- k 2010年3月 3日 23:42
お褒めに預かり恐縮です。
「私の・・・」は「赤い色が馴染めない」というセレクターですね(笑)実は結構前から読ませて頂いております。
僭越ながら自分のブログにリンク貼らせて頂きました。今後とも宜しくお願い致します。- kin 2010年3月 4日 00:57
そうですそうです。その赤いアレです。自作系の記事は本当にイマイチ過ぎて恥ずかしいので、全部消してしまおうかと思ったこともあったのですが、一度ぶちまけた物を消すのもナニですので、これを見て「なんだ、これなら俺のほうがマシだ」と思って貰う用に置いてあります。でも k さんとはレベルが違いすぎて、かえって恥ずかしいとかもうそんな気も起きないです(笑)
というわけでこちらこそよろしくお願い致します。