BYOC E.S.V. 2-Knob Bender の製作報告です。誰にも報告頼まれてないけど。
付属のケース。穴空いてるので楽ちん。
ラベル作ったけど、フットスイッチの穴の位置を間違えたので、後でやり直し。
パーツ類。部品点数はそんなに多くない。
抵抗。マニュアルに色別の抵抗値が書いてあるけど、オレンジと茶色の判別が付きにくいし、説明書きに1カ所間違いがあった(緑を黒と書いてある)ので、念のためテスターで計測して分けて置いた。
あっという間に基板完成。30分ぐらい。
ケースにパーツ取り付け。
BYOCには、ポットを基板に直づけするタイプとそうで無いタイプがあるらしくて、マニュアルには直づけみたいに書いてあるけど、どう見てもポットの足が短くて直づけできそうにないので、ケーブルで繋ぐことにした。LED をグルーガンでくっつけてみたけど、これやると基板をケースに納めるときに異様に面倒になるので、このあと剥がした。LED自体は基板に直づけなので、ケースにくっつけなくても問題無い。
基板は、ポットの裏に両面テープで貼り付けたプラスチックのスペーサーで固定するようになってる。
トランジスタはソケットを先に付けて、それに差し込む方式。マニュアルには、トランジスタの足は絶対に切らないで!って書いてある。
ハンダ付けしないで、っていうのはまだわかるけど、足を切らないでって言うのがわからない。こんな長いものを3つも付けたら、足を切らないとケースに収まらない。
切ったらいけない理由はわからないけど、これはきっと何かあるに違いないと思って、2分ほど考えたけれど、どう考えても不都合が出るとは思えないので、意を決して切ることにした。
一応組み込み完了。トランジスタを倒している向きが1コだけ違うのは、切ったらダメって書いてあったことによる迷いの現れ。
ああ、そうそう、なんとも素晴らしいことに、一発で音が出た。素晴らしすぎてしばし放心状態だった。やっぱり慎重な予備ハンダと、手際の良いハンダ付けのおかげ。素晴らしい。
付属のノブはちょっと安っぽい。
フットスイッチが文字にちょっとかぶさってしまった。
ラベル貼り替えて、ノブも手持ちのものに交換した。ちょっと高級感が出た。
電源は、電池と 9V アダプタ。電池はまあ問題無いけど、ちょっと納得いかないのが ACアダプタに関する記述。
マニュアルには、赤い字で「使用するアダプタは 9V センタープラスです」と書いてある。「ほー、センタープラスか、面倒だけど仕方ない」と思いながら、AC/DCアダプタに極性反転アダプタ付けて繋いでみたところ、スイッチが入らない。LEDが点灯しない。何度やってもダメなので、整流用のダイオードついてるから大丈夫、と思って、センターマイナスをそのまま繋いでみたら、電源が入った。もしかして配線間違えたのかも?と思って何度も確認したけれど、間違えてない(と思う)。
間違えてない(と思う)。
やっぱり普通のセンターマイナスでいけた。折角ラベルにはセンタープラスの図入れたのに。ただし、アダプタ単独で繋がないといけない。パワーサプライ経由だと給電されない。エレクトロ・ハーモニックスの nano Clone もそうだった。
プラスマイナスが逆の図。まあええわ。
というわけで、どんな風に作ったのかをどんだけ書いても需要が無いのは明らかなので、ここで思い切ってサンプルサウンドを披露。腕じゃなくて音だけ聴いてね。
ギター: Fender USA Jeff Beck モデル(普通のやつ)
アンプ:Laney VC15-110 ( Vol.1 /笑)
レコーダー:TASCAM DR-07
ちょっとリバーブかかってるのは、VC-15 内蔵のスプリングリバーブ。音ちっこいのでかすかに生音入ってる。Attack を絞ると、少しゲインが下がって引っ込んだ感じがするけど、基本的にどの位置でもよく歪みます。というか、Gain 固定のような感じ。
あと内部にあるトリマーですが、国内販売店のナインボルトさんのブログに、この 2-Knob Bender は難易度が高くて、素人お断り!ペッペッ!みたいな挑戦的な事が書いてありますけれども、機能的には、Attack ツマミをもっとよく効くようにしたもののような感じ。左にひねると、ぐっと抜けて前に出てくる感じ。右へ回すとその逆で奥まった感じ。 Attack もそんな感じやけど、内部トリマーはもっと露骨。結局どうしていいのかわからんので、ちょうど真ん中にしてある。しかし歪みすぎて参考になるのかなこれ。
それと、調子こいてラベルシートを5枚も余計に作ったので、1発で音出た記念に、希望者の方に無料で差し上げます。送料もいりません。メール便で送ります。そんな人がいるのかどうかわかりませんが、先着で5名様。色は選べません。2-Knob Bender 専用です。
表面の4隅に当たる部分にガイドマークを入れてあるので、それを角に合わせて貼れば、だいたい合います。あとは穴の部分をカッターでくりぬけばOKです。パーツを取り付ける前に貼らないといけません。
ケースによっては微妙に穴の位置が違う可能性があるので、ラベルの文字が少しずれるかもしれません。また、アダプタの極性表示がセンタープラスになってますけど、私が作ったモノはセンターマイナスだったので、表示とは食い違いますが、そこは適当に無視して下さい。
厚みのあるビニールシートなので、空気も入りにくくて貼りやすいと思いますが、穴を切り抜く際に、手を切らないように気をつけて下さい。怪我されても責任取れません。
ご希望の方は、greatlakesアットマークguitars.grrr.jp まで。先着5名様に返信差し上げますので、その後送付先を知らせて下さい。希望者がいなければ、寂しいので捨てます(笑)。
というわけでこの BYOC、マニュアルが分かり易く、実態配線図も書いてあるので、あまり悩むことなく作業できます。トリマーとかソケットの向きなんかも分かり易い。ただ抵抗の色が一カ所間違って書いてあるのと、トランジスタの足の件、それとアダプタの極性の件が少々混乱致しましたが、何度か自作経験のある方ならまあ問題無いでしょう。やっぱり前にも書きましたが、キットというのは、パーツを揃える面倒くささが無いので、私みたいなマニュアルに沿ってただ組むだけの人間にとっては大変精神的によろしい。自作本のリスト見て買いに行ってパーツが無かったりとか、入手困難なパーツが指定されていたりすると、もうなんだか気分が萎えてしまって、作る前から愛着がわかないなんてことになったりすることも無いし安心。またなんか作りたい。
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Comments:8
- よしだ 2009年4月 6日 20:31
はじめまして、私もつい昨日、このエフェクター完成させました。
音は、、、一発ででましたが、なんかLEVEL最大でも音量が低いんですよね、、、。
ATTACKの効きもいまいち。。つくりかたが悪かったのかもしれませんが。
作ったはいいんですが、、、お蔵入りしそうな感じです。。。
あと抵抗換えたりしてあそんでみます。- kin 2009年4月 7日 00:01
よしださん初めまして。
あら、音量低いですか?私のはレベルMAXだとかなりの増幅具合です。ただ Attack の効きはゆるやかな感じですよね。中のトリマーは結構キャラクター変わるのに。でもお蔵入りはもったいないので、ソケット付けまくって色々挿しまくるというのもいいかも知れませんね。- よしだ 2009年4月 7日 19:45
音量低かった原因ですが、、なんと電池がほとんどなかっただけのようですした、、、(汗
それと、センターマイナスのアダプタでバッチリ稼働しました。トランジスタの足を切らないで! という意味は、むこう(米国)では
トランジスタの数値がきにいらなかったらBYOCが無償で交換してくれるようです。
その交換の際に足を切っていたらダメ ということのようですよ。とにかく、新品の電池入れて生まれ変わりました〜
このエフェクターのあとに、ブースターかまして中域をもちあげてやるとかなりきもち良いですね。次は何をつくろうか。。。
- kin 2009年4月 8日 00:48
おお!それはよかったですね。ハンダ付けの不具合なんかだったら、どこがまずいのか見つけるのが大変ですもんねえ。
それと、足を切る切らないの話ですが、そんなサービスがあるのですね。それなら納得です。安心して切れます。日本語マニュアルにはその点が書かれてないので混乱必至ですよね。
- ninevolt 2009年4月 8日 08:17
無事に完成したようで何よりです。
説明書、間違ってました、申し訳ないです。
次の出荷分から説明書を直します。
またいろいろと入荷すると思うので見てやってくださいね?- kin 2009年4月 8日 23:44
しょっちゅう見ておりますよ!またなんか作りたくてウズウズしております。
- ninevolt 2009年4月 9日 20:05
なんか文字化けで最後の分が脅迫っぽくなってますね・・
正しくは見てやってくださいね!です。
というわけで今後ともよろしくお願いいたします。
また変なところがあったら遠慮せず言ってくださいね。- kin 2009年4月10日 15:07
あー、言われてみれば脅迫っぽいと言えなくもないですね。変なところを突っ込むのは最大級の喜びですので、遠慮無く行かせて頂きます(笑)