先日、woodstock さんの BEATな日々で触れておられた、フラワー・トラベリン・バンドのサトリ。
バンドの名前は知っていた。ジョー山中がボーカルだ、というのも知っていた。もちろんジョー山中という人の存在も知っている。しかしそれは、映画「人間の証明」のテーマを歌ってた人で、年末の笑っていいともにライブの告知で、内田裕也軍団と共にずらずらと出てくるうちの一人、程度しか知らないし、当然ながらフラワー・トラベリン・バンドの楽曲なんて全く聞いたことが無かった。
それが、上記の woodstock さんのブログで紹介されていた、YouTube にある映像をみてぶったまげた。
※映像ではライブやけど、音はスタジオ録音盤
これは凄い。凄すぎる。一瞬、ドリフ大爆笑の銭湯のコントで酷い目に遭う"いやりや長介"氏と見間違いそうになるが、このシタールの音のような強烈なフレーズが耳にこびりついて離れない。消えない。耳の奥でずっと鳴っている。あまりにも強烈なので、迷うことなくアマゾンのリンクをクリックしてカートに入れてしまったその CD が一昨日届いた。
まず曲のタイトルが凄い。
曲目リスト1. SATORI PART1
2. SATORI PART2
3. SATORI PART3
4. SATORI PART4
5. SATORI PART5
全部サトリ。もうみなサトリ。まるっきりサトリ。すっかりサトリ。聞く前は、上の YouTube にある SATORI PART2 のアレンジ違いが5曲入ってるのかと思ってたけど、全部違う曲だった。
アマゾンのレビューにもある通り、全編を通してブラック・サバス風味が感じられ、そこに東洋の要素を融合させた不思議な気持ちよさがある。しかしやはり最も強烈なのは SATORI PART2 。1日に何度も聞きまくっている。iPod のトップ25にもう入ろうかという勢い。いや凄い。こんなのが30年以上も前に存在していたのがほんとうに凄い。
で、そのフラワー・トラベリン・バンドやけど、公式サイト見てみたら、今月新譜が出るというもの凄いことになっている。
これは全くの新曲なんでしょうか。これはとりあえず買わなければなりますまい。
こういう風に一つ凄いのを知ったならば、他のアルバムも聴いてみたくなるのは当然の話なので、アマゾンで他の CD のレビュー見てたら、どうも微妙なことが書いてある。
この CD のレビューの冒頭に、いきなり次のような一文が。
これは正直お薦めしません。フラワー・トラベリン・バンドは「サトリ」と「メイク・アップ」の2枚にしておきましょう。それ以外は出来がよくありません。
なにかな。どう悪いのかな。かえって聞きたくなる気もするけど、いきなり断言されると買うのももったいないような気もするし、かといって自分にはもの凄く合うかもしれないし、そこはちょっと難しい所やけど、先にこっちをいっといて、
最後にお勧めしない一枚をいっとくのが正しい道かも知れない。
ああ、今月ツアーがあるのか。
Comments:2
- お年寄り 2008年9月22日 12:33
お邪魔します。 なつかしい名前ですね。
子供の頃、491の山中は好きだったのですが、内田裕也がキライというのがあって、だんだんヘンなことになっていく山中に耐えられず、フラワートラベリンバンドは聞かなかったですね。
友達のうちにはLPがよく置いてありましたが。歳とって、負な感情もなくなった今、サトリを買ってしまいそうですwww
- Kin 2008年9月22日 21:46
ようこそいらっしゃいました。
その、「だんだんヘンなことになっていく山中」の「ヘンなこと」というのは、上記の映像にあるような、叫んだりパンツ一丁になったり象に乗ったりとか、そういうことでしょうか(笑)
私も、内田裕也氏はちょっと生理的に合わない感じだったのですが、フラワートラベリンバンドを知って、負な感情がやや減りました。