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ホワイトスネイク:ニュー・アルバムを4月23日にリリース

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ハード・ロック界の重鎮WHITESNAKEが完全復活! 11年ぶりとなるスタジオ・アルバムを4月23日にリリース - bounce.com [ニュース]

レコーディング・メンバーは、デヴィッドを始め、ダグ・アルドリッチ(ギター)、レブ・ビーチ(ギター)、ティモシー・ドゥルーリー(キーボード)、ユーライア・ダフィー(ベース)、そして新ドラマーのクリス・フレイジャーという最強布陣。

もう誰が誰だか全然わかりません。というか知りません。私の知っているホワイト・スネイクはこれ。


  • ギター:ミッキー・ムーディ、バーニー・マースデン

  • ベース:ニール・マーレイ

  • キーボード:ジョン・ロード

  • ドラム:イアン・ペイス


あとはジョン・サイクスとかコージー・パウエルが入った頃まではまだなんとなくわかるけど、それ以降はもう全然わからん。

で、その華麗かつ豪華なメンバー遍歴を確認しようと Wikipedia 見たら笑った。

その勢いを今度こそ次作につなげたかったバンドではあったが、レコーディングを前にヴァンデンバーグの腕が故障してしまう。急遽スティーヴ・ヴァイをメンバーに追加して『スリップ・オブ・ザ・タング』"SLIP OF THE TONGUE"(1989年)をリリースするが、この前衛的な天才プレーヤーの加入は賛否両論を巻き起こした。 とくにこのアルバムに収録されたセルフカヴァー『フール・フォー・ユア・ラヴィング』などは、かつてのブルージーなテイストとはまったく違い、初期からのファンなどに不評を買った。カヴァーディルは、映画『クロスロード』に悪魔に魂を売ったブルースギタリスト役で出演していたヴァイを見て加入を要請したというが、それはアドリブではなく単に用意された楽曲を弾いていただけで、この頃のヴァイは実際はブルースにうんざりしていた

スティーヴ・ヴァイが加入していたこと自体初めて知りましたが、後で言うのもなんだけれども、"そら合わんわ、賛否両論というか、否のほうが多いんとちがうの?"って感じでしょうか。しかしそのヴァイが映画『クロスロード』に出てるなんて。いや、映画『クロスロード』自体初めて知ったぞ。ロバート・ジョンソンの話でしょうか。伝記なのか?

ということでちょっと Google 先生に聞いてみましょう。

えーと、レビューサイトが一杯引っかかるので大まかなあらすじなんかはすぐにわかった。それ以外にも、個人的な感想というかレビューを書いてる人がいるのでざっと見てたところ、なんとも正反対というか真逆な感想がありましたので、是非読み比べてみて下さい。

<お勧め意見>
映画 クロスロード

<ん?なにそれ?的見解>
クロスロード

もうね、あまりにも評価が違うのでとまどってしまいますが、後者のサイトの論評があまりにも面白いので、逆に見たくなってしまいました。特にスティーブ・ヴァイとのギター勝負以降のくだりは面白すぎる。あまりに面白いので全引用で保存。

 今回は、このページを読んでくれている人全員におすすめしたい映画の紹介である。「クロスロード」という映画だ。はい、知っている人、今回は飛ばしましょう。それから完全にストーリー紹介になってしまうので、ネタばれの嫌な人は読まずにビデオを探しに行きましょう。

 エリック・クラプトンなどが同名曲を演奏していることからも推察できるとおり、ブルースをテーマにした実に渋い映画である。ちなみに音楽はライ・クーダーが担当している。あぁっ、このホームページらしからぬギタリストの名ばかりが出てくるではないか。まぁ、いっか。

 主人公の少年、ユジーン(演じるのは「ベスト・キッド」でお馴染みのラルフ・マッチオ)は、ジュリアード音楽院でクラシックギターを専攻する優等生である。う?ん、のっけから怪しい話だぞ。しかし、ユジーンはクラシックを学ぶ一方でブルースに深く傾倒し、授業でもトルコ行進曲にブルージーなフレーズを取り入れて先生に注意をされるという、このホームページを見ていれば、いくらでもいそうなギタリストなのであった。

 そんな彼は、かつてロバート・ジョンソンが作曲しつつも、録音されずじまいだった幻のブルースを探しているうちに、ロバートの相棒だったブルースハープ奏者ウィリー・ブラウンが、刑務所病院で服役中であることを知る。清掃員のバイトに就いて会話のチャンスを得たユジーンにウィリーは、脱走の手助けを条件に幻のブルースを教えると約束する。さて、この辺りからユジーンのブルース探しの旅になるわけだが、はっきり言って、道中の話は実にくだらない。だから適当に省略する。

 金も無いまま、ヒッチハイクでウィリーの故郷へと旅する二人。途中で知り合った少女と恋に落ちるユジーンだが、すぐに逃げられてしまい(この辺のストーリーのいい加減さがこの映画のすべてを物語っている気がする)、悲嘆に暮れているところへ、「実は幻のブルースは存在しない。お前がそれを作るのだ。」と訳の分からないことをのたまうウィリー。なんだか思いつきで会話をしているような登場人物たちである。

 というわけで自らが幻のブルースを作ってしまったユジーンであった。

 しかし、ここで物語は終わらない。

 いや、むしろここで終わった方が無難な映画だったのかもしれない

 実はウィリーには、若かりし頃にレコードを録音させてやるという条件でレグバという男と交わしたとてつもなく不利な契約があったのだ。ウィリーはその契約を破棄するために故郷へと返ってきたのだった。伝説のクロスロードでギターを弾いていればその男が現れるという、もう支離滅裂なウィリーの言葉にしたがって道端でギターを弾くユジーン。既に見ているほうはあまりに突飛な展開に着いていけなくなっているぞ。

 そして本当に現れてしまったレグバという男にいたっては、「うちの若いもんとギター勝負で勝てたら契約は無しにしてやろう」などと言い出す始末。なんか話があさっての方向へ行ってしまっているんですが...しかし、ウィリーの楽器はあくまでブルースハープ。落胆するウィリーを見て、自分が代わりに勝負を受けると言い出すユジーン。まぁ、当然の展開ですな。ウィリーが止めるのも聞かずに、「こいつの話ははったりだ」とばかりに勇んでギターバトルの約束をしてしまう。

 勝負の場でユジーンを待ち構えていたのは凄腕ギタリスト、ジャック・バトラーであった。演じるのはなんと若き日のスティーブ・ヴァイ。そんなもん勝てねぇよ。と、まぁそれは冗談として、オーディエンスの見守る中、ジャック・バトラーとユジーンのギターバトルが始まるのであった。しかし、何を基準に勝負が決まるかわからないこのバトル、しかも曲調はすでにハードロック的。あれだけこだわっていたブルースはどこに行ったの?

 見ているほうがまったくついていけないまま、最終的にはジャックの速弾きに向けられたオーディエンスの喝采でこの勝負には決着がついてしまうのであった。まったくもって意味不明。


 うろたえるユジーン、うなだれるウィリー、右手を突き上げて勝利をアピールするジャック。しかし、その大喚声を破るかのようにユジーンがスピーディなフレーズを奏で始めるのであった。何が始まったのかわからずに見守るオーディエンス。なんとユジーンが弾き始めたのはかつてジュリアードで学んだ、クラシックの曲、それも「24のカプリース5番」であった。あ、あまりにコテコテすぎる展開。今までブルースしか聴いた事ないオーディエンスも、クラシカルなギタープレイにどうノッていいか戸惑いつつも、そのテクニックに拍手を送るのであった。最後の技を披露し終わったユジーンに対し、同じ曲を弾いてみせようとするジャック。しかし、あまりに速い上昇フレーズにフィンガリングはつまづき、決めのチョーキングも失敗、ギターの弦は無残にも切れてしまい、ガクッと膝をつく。う?ん、演技過剰でいいぞ、スティーブ・ヴァイ。ギターを捨て、一人去っていくジャック。こうして契約から開放されたウィリーは、ユジーンを一人前と認め、物語は幕を閉じるのであった。めでたし、めでたし。


 ...って、こ、これでいいのか?ブルースを探していた少年がクラシックで勝負に勝ってしまっていいのか?今まで続けてきた旅の意味は?最後の15分でストーリーの流れがすべてひっくり返ってしまったぞ。結局この映画は何を言いたいのだ?ギタープレイにおいてもっとも強いのはネオクラシカルだとでも言いたいのか?うん、きっとそうに違いない。う?ん、これはなんていい映画なんだろう。そして、ネオクラシカルはなんとすばらしい音楽なんだろう。

 いや?、今回は実にいい結論が出てまとまった。

なんだかLAメタルっぽい
いでたちのスティーブ・ヴァイ。
右はラルフ・マッチオ。

弾きまくるスティーブ・ヴァイ。
これはもはやブルースではない。

 この映画の演出で素晴らしかったのは、スティーブ・ヴァイにひとつもセリフが無いことかもしれない...

しかしこれ見てヴァイに加入要請したっていうのもちょっと信じがたい。

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